
育休取得後に退職するのはやっぱりずるいって思われるのかな?
「今しかない子どもとの時間を大切にしたい」と思い、復職はせずに育休後、そのまま退職を考える場合もありますよね。
育休後は復職すると考えられているので、退職をすると「ずるい」や「税金泥棒」なんて思う方もいますが、ダメではありませんよ。

法律的には、育休後に退職しても問題はありません。
実は、私も育休後に退職した経験があります…。
子育てに専念するためにも、育休後に円満に退職できればうれしいですよね。
- 育休後の退職がずるいと思われる理由
- 円満退職のための理由
- 育休後に退職しても後悔しないためにしたいこと
育休後の退職は、どうしても後ろめたさを感じてしまうかもしれません。
誰にどう思われるかではなく、自分自身や家族を大切にしてくださいね♪
育休後の退職をずるいと思う理由


育休後に退職をすると、どうしてずるいって思われるのかな…?
できれば円満に退職をしたいと思いますよね。
- 会社側の負担が大きい
- 育休制度への誤解
- 嫉妬心
育休後の退職をずるいと思う理由として大きく3つあげられます。
会社側の負担が大きい
育休後は復職をすると会社側は考えているので、あなたが退職をしてしまうと以下のようなことが起こります。
- あなたのためにあけておいたポストが不在になる
- あなたの代わりとなる人材を確保する必要が出てくる
- 他の従業員から経営体制に不満の声が出てくる可能性がある
会社側は想定していた人員を揃えるため、求人をする必要がでてきたり、場合によっては、事業計画を見直す必要がでてきます。
さらに、従業員の立場としても「負担していた業務が減らない、復帰を見越したサポートをしていたのに報われない」となると、不満がでてきます。

育休後に退職をすることはダメなことではありませんが、復帰を期待してくださっていた会社や同僚、先輩、後輩への配慮は必要ですね。
育休制度への誤解
育休制度は取得後、子どもが1歳ないし2歳頃になったら復職することが当たり前という認識があります。
たしかに「育休制度を利用した人が全員退職をする」となっては、制度が成り立ちません。
そのため、育休後は復職をすることが前提である必要はありますね。

復職することが当たり前だと思っているのに、退職をするとなると「長い休みを過ごしてなまけている、ずるい」と思ってしまう人もいます…。
育休制度に対して、誤解している人に納得してもらうことは難しい可能性がありますが、退職を考えた理由を誠実に伝えたいですね。
嫉妬心
- 働かずに給付金だけもらってずるい
- 育休後に退職をしたかったけど、できなかった
育休制度を利用したのに復職しないことに対して、嫉妬や、ねたましく思う人がます。
実際に「長い休み(育休)をもらって、働きたくなくなただけでしょ。」と心無い噂話をされていた先輩ママもいました…。

私も「育休前から、退職するつもりだったんじゃないの?」「もうこの業界では働けないね」といわれました…。
「私の時は~だった。」と仕事をしているときから、何かと過去と比べたがる人が特に、嫉妬やねたみを含んだ話をしていると感じます。

退職したら、育休後の退職に納得してくれない人とも会わないから気にしないようにするのが、心の平和を保つのに必須だと感じました。
育休後の退職理由として納得してもらいやすい内容


育休後も円満に退職できる理由ってあるのかな?
できれば、育休後の退職の場合でも、円満に話が進められればうれしいですよね。
- 保育園に落ちた
- 体調が戻らない
- 夫の転勤
- 子どもとの時間を大切にしたい
保育園に落ちた、夫の転勤、体調が戻らない…はどうすることもできない理由となります。
また、幼い子どもとの時間は取り戻すことができないのも事実です。

退職を考えたら、早めに直属の上司に相談し、誠実に理由を伝えることも大切です。
会社の全員の人と円満な関係で退職することは難しいですが、少しでも納得してもらい、後ろめたさを感じることなく、退職できるように理由を明確にしましょう♪
保育園に落ちた
保育園に通えないとなると、働くことはできません。
保育園に落ちたとなると、一時保育をすすめられる場合もあると思います。
自治体によっては、一時保育の空きがない場合もあるので、調べておいて伝えられるようにするといいですね。
夫の転勤
通勤が難しい地域への転勤となると、復職は難しいですよね。
転勤が分かったらできる限り、早めに直属の上司に伝えることで、円満に育休後でも退職しやすくなります。
体調が戻らない
「体調がよくない」と聞くと、会社側も強く復職を希望できません。
産後は、授乳や夜泣きで寝不足になるママも多いですよね。
出産から1年経ったのに生理がこない…など、まだまだママの身体はデリケートです。
体調が万全でない、不安がある、寝不足な状態で会社に復職しても、仕事ができるとは思えない、迷惑をかけてしまうのでは…考える場合も。

私も、夜泣きによる寝不足、生理が来ない…と体調に不安があり、上司に相談しました。
ただし、上司が男性だったため「生理がこない」とは言いにくく「体調が戻っていない」と伝えました。
なかなか納得してもらえない場合は、病院に通っていることを伝えると有効的ですよ。

私の場合は「体調不良はただの言い訳だ」といわれてしまったので、通院していることを伝え、復職しても仕事にならないと伝えました。
無理をしても、のちに辛くなっていたと思うので、自分の身体を大切にした行動をとって良かったと思います。
子どもとの時間を大切にしたい
産休前は、キャリアのためにもバリバリ働きたいと考えていたママも、子育てをする中で、子どもとの時間をもっと大切にしたい思う場合があると思います。
正直に「今しかない子どもとの時間を大切にしたい」「子どもとたくさん過ごしたい」と伝えるのもいいですよ。
ただし「子どもとの時間を大切にしたい」と考えたら、早めに退職したいことを伝えましょう。
早めに伝えることで、会社側の負担も軽減され、誠意が伝わりやすくなりますよ。
育休後に退職しても後悔しないための4つの準備


退職するのもなんだか不安…。
育休後は復職をすることで、経済的な安定が望めるので、退職をすると後悔するのではないかと不安に思う場合もありますよね。
- 退職の理由を明確にする
- 社会保険や失業保険について知る
- 子どもが保育園に通っている場合の対応方法
- 経済的な不安を取り除けるようにする
気持ちの整理や、経済的な不安を取り除けるように利用できる制度を知るなど、知識を身につけることで退職をしても後悔せずに済みますよ。
なにか引っかかることがあると、気持ちにゆとりが持ちにくくなります。
1つずつ解決をすることで、子どもと過ごす時間がより幸せになりますよ♪
退職の理由を明確にする
なぜ、育休後に復職せずに、退職を選んだのか理由を明確にすることで、気持ちがブレにくくなりますよ。
- キャリアから外れる
- 育休後に復職をしなかったことに対する負い目
- 経済的な不安
どうしても、本当に退職してよかったのかと悩むときがあると思います。
悩んでもやもやしてしていると、どうしてもマイナスに考えてしまう場合もありますよね。

なぜ退職をしたのか、理由をしっかりと覚えておくことで、子どもとも自分自身ともしっかりと向き合って過ごせますよ♪
社会保険や失業保険について知る
社会保険や失業保険について知らずに退職をしてしまうと、たくさんの支払いが必要になったり、損をしたりする可能性があります。
- 雇用保険被保険者証…失業保険の申請・再就職したときに必要
- 健康保険の資格喪失証書…国民健康保険への加入手続きに必要
- 年金手帳…年金の手続きに必要
- 離職票…失業保険の申請に必要
- 源泉徴収票…確定申告・転職先の会社で年末調整に必要
- 退職証明書…国民年金・国民健康保険の手続きで必要
退職時に会社からもらっておく必要のある書類を確認しておくと、様々な手続きがスムーズにできますよ。

私の場合は、退職した年度の収入が103万円以下だったため、夫の扶養に入れてもらいました。
そのため、健康保険料と国民年金料の支払いが免除となりました。
退職後に扶養に入らない場合は、収入がなくなるのに、たくさんの支払いが必要となるので、注意が必要です。

私は退職時に、会社から離職票を発行してもらえず、失業保険の給付を受けられませんでした。
そのため、退職前の給与が手取り20万円ほどあったので、本当なら3か月の受給期間で約47万円を受け取れるはずでしたが、受け取れずでした…。

会社に離職票を発行してほしいとしっかりと伝える必要がありますよ。
ただし、失業保険を受給する場合は、夫の扶養に入れない場合もあります。
損をしないためにも、会社から必要な書類を受け取り忘れず、次に働き始めたい時期に合わせて扶養に入るか、失業保険を受給するか検討するといいですね。
子どもが保育園に通っている場合の対応方法
退職が決まったら、通園している保育園に知らせる必要があります。
子どもが保育園に通っている場合は、すぐに退園になってしまうのか不安ですよね。
退職してから退園までは、1~3か月ほどの猶予がある自治体がほとんどです。

退職後は「保育事由変更届」など必要な書類を保育園に提出する必要がありますよ。
※自治体によって猶予される期間に違いがあるので注意が必要です。
また、入園してすぐの場合は、猶予期間が設けられていない場合もあるので、お住いの自治体か保育園に相談する必要があります。
猶予期間が過ぎると退園になってしまうことがほとんどなので、退職後の働き方は事前に決めておきたいですね。

ママが健康な場合は、猶予期間中に転職もしくは開業するなど、お仕事を始めないと退園になってしまうことがほとんどです。

ただし「資格を取りたい」など考えている場合も、保育事由として「就学」があるので、保育園に通える可能性がありますよ。
お住いの自治体にあるハローワークに相談すると、子育てをしながら、職業訓練に通っている方の実例を聞くこともできますよ。
経済的な不安を取り除けるようにする
毎月もらえる予定だった給与がなくなると不安ですよね。
固定費の見直しと子育てと両立しやすい在宅ワークをはじめると、時間とお金に余裕を持ちやすくなりますよ。
子どもに色んな経験をさせてあげたい、夫の収入だけでは不安…と考える場合もありますよね。

私も長男が生まれたタイミングで、固定費の見直しを行いました!
通信費…約1万円(大手キャリア)→実質0円(楽天モバイル)
電気会社…約6,000円→約6,000円(子どもも生まれた子どで使用量が格段に増えました…)
資産運用…積み立てNISA・新NISAの運用(約4年で約300万円の運用)
生命保険の解約…約15,000円
固定費の見直しは、今すぐできる&長期間の節約効果があるので、1度行うことがおすすめです。
「今でも十分節約しているし、削るところなんてない!」って思っていても、子どもが生まれると、ライフスタイルに大きな変化があるので、見直すだけでも十分価値はありますよ。

私は、何となく大手キャリアを利用していましたが、普段のお買い物とNISAのために楽天証券を開設したので楽天モバイルを選びました。
楽天市場・楽天キャッシュを普段から利用しているので、楽天モバイルなら、貯まったポイントで通信費の支払いができて実質0円に♪
楽天モバイルの残念なポイントは、デパ地下など、地下にある商業施設では通信速度がとっても遅い時があることです…。
\楽天市場・楽天キャッシュ・楽天証券を利用しているなら試す価値アリ/
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家計見直しに特化したFP無料相談育休後の退職はずるい?まとめ

- 育休後に退職をすると「ずるい」と思われることはあるが、法律的には問題はない
- 育休後の退職をずるいと思う理由は、人員の補填が必要になる・負担していた業務が減らないなど「会社側の負担がある」復職が当たり前という「育休制度への誤解」「嫉妬心」がある
- 育休後の円満退職のための理由として「保育園に落ちた」「夫の転勤「体調が戻らない」「子どもとの時間を大切にしたい」がある
- 退職をしても後悔しないための準備として、退職の理由を明確にする・社会保険や失業保険について知る・子どもが保育園に通っている場合の対応方法・経済的な不安を取り除けるようにする
- 退職の理由を明確にしておくと気持ちがブレにくく、子どもともあなた自身ともゆとりを持って向き合いやすい
- 社会保険や失業保険について事前に知っておくことで、損せず経済的な負担が軽くなる場合がある
- 子どもが保育園に通っている場合は、復職をしないと1~3か月ほどで退園になることがほとんどなので、退職後の生活についてプランをある程度立てておく必要がある
- 退職をすると経済的な不安を抱える場合があるので、家計の見直しや、在宅ワークをはじめるといい
育休後に退職をするとずるいって思われるのか心配ですよね。
ずるいと思われても、会社の人と退職後に会うことはない、もしくは少ないと割り切ると楽になりますよ。
あなた自身や子どものことを大切にできるライフスタイルを求めることはとっても大切なことです。
周りの目ばかりを気にしすぎず、あなた自身のことを大切にできる選択をしてくださいね♪
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